宝塚テラス 

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『阿弖流為』 初日映像を見ての、ナナメからの感想

 

  アテルイ、始まりましたね! 初日映像を見て、思ったことを書きたいと思います。ちゃんとした感想は実際に見てからじゃないと書けないので、ちょっとナナメからの感想です(笑)。

 感動作らしいので、実際に見たらあんまり気にならないところを書いているかもしれませんが。とりあえず、映像を見て、勝手に期待を膨らませている私です。

  

礼真琴さん

 稽古場風景でもそうでしたけど、礼さん、ものすごく生きのいいアテルイですね。あの時代に、あんなキレキレのダンスを踊る蝦夷の人がいたかどうかは謎ですが、そこはミュージカルですからね。とにかく気迫がみなぎっててスゴイ。カミソリのような、切れ味の鋭い気迫っていう感じがします。この作品に対する熱の入れようを感じました。

 

個人的に気になったシーン

 やっぱり、「俺じゃ不足か?!」っていうセリフかな(笑)。グイグイ来ますね。

 「不足か?」って聞いておきながら、すごい力で佳奈を引き留めていて、言葉と裏腹の強い思いというか、男の強引さみたいなのも感じます。

 骨太は男って感じですね。今どきの男子はまず使わないセリフでしょうが、一度くらいは言われてみたいような気もする(笑)。絶対言われない自信があるけど。

 有沙さん、大健闘じゃないですかね。すごく良さそうだなと思いました。声も綺麗だし、上手です。

 で、グイグイ来ていたはずのアテルイ、どうして弓の使い方を佳奈に教えるとき、何かちょっと「まいっちゃうなー、説明は苦手なんだよ(照)」みたいな感じなんですか??

 私的には、「あんたっ、さっきまでの強引さはどうした?!」っていう感じだったんですが、実際に見たら分かるのかな(笑)。

 何か急に、嬉し恥ずかし、意中の人との初めての弓のお稽古みたいな感じに見えましたけど。佳奈のほうが「これでいいの? アテルイ」とか言っちゃって、余裕があるような感じ。

 アテルイと関係ないけど、弓を教えるシーンと聞いて思い出すのが、アン・ハサウェイ主演の「プリティ・プリンセス2」で、クリス・パイン(←美男子です)がヒロインに弓を教えるシーンがあるんですけど、それもすごいドキドキするシーンなんですよ。

 弓ねえ(笑)。教えるときに、二人の距離がぐっと近づいたり、手が触れたりするから、そこがいいんでしょうね~。

 

衣装とか、フィナーレとか

 弓のシーンのときに礼さんが着ている毛皮のついた衣装は、結構ボリュームもあるし、重そうですよね。飾り自体も、おでこの飾りに、髪飾り、首飾り、毛皮と、いろんなものがついていて、動きづらくないのかな。

 その姿でリフトしちゃうんですから、すごいですよね。蝦夷の姿でリフトですよ。今回のフィナーレは、ちょっと変わっているんですね~。

 田村麻呂の、瀬央さんのウィンクもキマってました。こういう格好だからかわからないけど、あやしい色気を感じます。最近、瀬央さんもすごくいいですよね。本気の瀬央さんをもっと見たいです。

 話は戻るけど、衣装のせいか、リフトのとき、ちょっと大変そうに見えますね。礼さん、腰は大丈夫なんだろうか。。。

 

そのほか気になったこと

 舞台装置の、映像の映るパネルが面白いですね。カッコイイです。あとはやっぱり、桓武天皇を演じる万里柚美さんが、ヒゲつけてるところ!! 案外馴染んでいて、これまたビックリ。

 万里柚美さんは、若いころはダンスの人なのかなって思っていたんですけど、エリザベートでスターレイを演じたぐらいから、演技を評価されるようになったような気がします。もうベテランですもんね。さすがです。歌は、「王家に捧ぐ歌」のファトマのときに「・・・」だったので、組長さんには、やっぱり演技で勝負してほしいですね。

 阿弖流為、楽しみにしたいと思います!