宝塚テラス 

細く長く宝塚ファンを続けています 

宝塚に入りたい!って思ったことありますか

  

 私の場合、今からでも入れるものなら入りたいぐらいですけど、もう年齢的に完全アウトなので(笑)。受験できる年齢のときの話をしたいと思います。

 私はどうしても音楽学校を受験したくて、両親に自分の気持ちを伝えたことがあるんです。「宝塚に入りたい」って、はっきり言いました。どのくらい入りたかったかというと、喉から手が出るぐらい、悪魔に魂を売り渡してもいいっていうぐらい。大げさじゃなく、本気でそう思ってました。

 でも両親に猛反対されて、結局受験しなかったんですよ。

 この不完全燃焼感は、実は今でも引きずっていまして(しつこいですね、笑)、もしかしたらちょっとしたトラウマなのかもしれないです。

 

辞めた後の人生のほうが長くても

 このころ、私の母は当時のトップスターさんにハマっていて、日本全国津々浦々、よく遠征をしていたんです。それがきっかけで、私も宝塚を観るようになりました。

 私は娘役さんのドレスに憧れて、あっという間に宝塚が好きになりました。当時のスターさんたちは、今のスターさんたちよりも、何をやっても上手な人が多かった気がする。記憶が美化されてるだけかもしれませんが(笑)。

 その後は、お小遣いやお年玉を投入して、宝塚関係の本やビデオ、写真を集めまくっていました。今よりずっと熱心でしたね。CDを買って家で歌ったり、ショーの曲をかけて、振りをマネして踊りまくったりもしてました。まあ、ぶっちゃけ宝塚ばかですね。でも、とにかく夢中で、楽しくて仕方がなかったです。

 で、私はいつも東京宝塚劇場で観劇していたんですが、あるとき初めて宝塚大劇場に行くことになって、宝塚ホテルに泊まって宝塚大橋渡って、もう頭の中は完全に宝塚ワールドになって、「ああもう私絶対ここに入る!」って、思ってしまったわけですよ(笑)。

 それで、母に自分の気持ちをぶつけたわけです。

 答えは速攻で、「ダメ!」。ものすごい瞬殺でした(笑)。

 ショックでしたね~。だって、これだけ宝塚が好きな母なら、私が音楽学校を受験したいって思う気持ちもわかってくれるんじゃないかって、望みを持っていたわけですよ。

 あっけなく却下というか、反対されて、泣きました。すごく泣いた。泣いた場所まではっきり覚えてる(笑)。

 ダメな理由はいくつかあったんですが、特に強調して標語のように言われたのが、「(宝塚は)若いうちだけ」っていう言葉。宝塚で卒業は避けて通れないので、まあ確かに活動できるのは若いうちだけなのかもしれないですが。。。

 だけど、今考えてみても、別に辞めた後の人生のほうが長くたってそんなの関係ない、入りたいならチャレンジすればよかったじゃん!って思うんですよね~。

 特に今は、女性の働き方の選択肢も以前と比べて増えたと思うので、なおさらそう思いますね。退団後にできる仕事の選択肢だって、一昔前よりも全然あると思います。

 もっと根本的なところでは、私は受験したいと言っただけで、受かるかどうかなんてわからなかったわけだし、受かる確率だってぶっちゃけ相当低かったはずなので、当たって砕けるところまで、自分自身であきらめのつくところまで、やってみたかったというのは今でも思いますね。

 

他の劇団じゃ意味なし

 あのとき私の両親は、大学に進学することにすごくこだわっていて、大学を卒業したら好きにしていい、どこかの劇団に入ったっていい、っていう話でした。

 でもねえ、他のどこかの劇団じゃ、全然ダメなんですよ。「宝塚」じゃなきゃダメなんです。他の劇団じゃ意味ないんですよ。これは、すごくせつないんだけど、本当にそう思います。

 私は結局受験のチャンスを逃して、大学に行って、その後社会人になりました。

 

たった4回のチャンス

 宝塚音楽学校を受験できるチャンスは4回しかありません。その4回の間、音楽学校を目指す中高生は年齢的に親の保護下にあって、受験するにしても、全く親の協力なしでというのは難しい。レッスンに通ったりとか、いろんな面で。

 しかも、大人になって、自分で自由に意思決定できるようになってからじゃ、もう遅いんですよね。取り戻せない、すごく貴重な4回のチャンスなんです。

 あれから年齢を重ねていろんな経験をしたけど、振り返ってみても、宝塚に入りたいと心の底から思っていたあの頃の、あんなにひとつのことに夢中になった経験って、やっぱり他にはなかなかないんですよ。大きな犠牲を払ってでもやりたいと思えることとの出会いって、なかなかない。なんとなく選んで、やり過ごしてしまうことのほうがはるかに多かったりします。あの頃の私にとって、宝塚は代わりのきかない存在だったんだなって、つくづく思いますね。

 今は、トップスターさんも自分より年下になっちゃって、日々の現実にもガンガン追い回されて、そうこうしているうちに、宝塚と自分との間に適度な冷め具合の距離ができました(笑)。

 前みたいな、熱に浮かされたみたいな感じではないけど、それはそれで、楽しく宝塚と付き合えているかなと思っています。

 というわけで、受験の体験談とかじゃなくてすみません(笑)。土俵にすら上がることがなかった私のお話でしたー。

 自分の周りに宝塚を受験したいっていう子がいたら、応援したいなと思いますね~。

 チャンスのある若い方たちには、頑張って!って伝えたいです。

 

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