2日前の、産経新聞に載っていた
「望海風斗・真彩希帆 プレお披露目 希・望…刺激与え合う関係に」
の記事を読みました。
タイトル「希・望」って、トップコンビの名前からきてるんですね~。
縁起いい感じですね(笑)。
クロードの人柄
インタビューの中で、望海さん、クロードの「人格の芯」をつかむのに、クロードが戦争中、戦闘パイロットだったこと、いつ死ぬかわからない状況下にいたことを想像することが大切、というようなことをお話されてます。
そうなんだ~。
お話の中では、クロードが戦闘パイロットだったことは、さらっとしか語られないので、そこはあんまり注目してなかったなー。
あのお話に登場する以前の、クロードの歩んできた時間を想像すると、クロードのシャロンに対する惹かれ方というか、のめり込み方っていうのが、ちょっとは理解できるんですかね。。。
明日の命もわからないような時間を過ごした経験と、雷に打たれたみたいな恋愛かぁ。ふ~ん。。。
でもやっぱり。。。
以下、ちょっとネタバレしますので、いやな方は読まないでね。
シャロンとの浮気旅行がバレた駅の場面で、フランソワーズにいろいろ問いただされて、「本当いうと僕にもよくわからない」みたいなこと、言うじゃないですか。
ズルい。目の前の現実に傷ついているフランソワーズに、自分もよくわからないって言うなんて。
でも、浮気がバレた男の人の中に、こういうこと言う人って現実にもいそう。
そういう意味では、かなりリアル感が(笑)。
と同時に、「自分でもわからんのかいっ!」
っていうツッコミもしたくなる。私はね。
情けないっ!! はっきりしてくれ!!
シャロンの言うとおり、夢見る坊やって感じです。
ロマンチックな方なら、クロードの気持ち、理解できるんでしょうか。
私が思うのは、あれは「わからない」んじゃなくて、気持ちの整理ができてないっていう意味なのかな、と。
でも、あの時点で、クロードが本能的に、心から一緒にいたい女性がシャロンかフランソワーズかっていうのは、もう決着がついているんでしょうね。それがさらに、フランソワーズを傷つけてると思います。
さらに、「僕を一人にしてくれないか」って言いますよね。
ひとりで、考えたいんでしょうね、シャロンとのこととか、自分のこととか、いろいろ。
ええぃ、一人になってしまえっ!!!
アンタなんか、シャロンにもフランソワーズにも見放されて、一生孤独に生きたらいいんだわっ!!
とどめは、
「君には悪いと思っている」っていうようなこと、フランソワーズに言うんだけど。。。
こんなふうに謝られることほど、悲しいことはないですね。
謝らないでよって思う。フランソワーズが言ってほしかった言葉は、こんな言葉じゃなかったんだろうな、と思うとせつないですね。
実際言われたら、この言葉が一番キツいかもしれません。
自分は今、好きな人の心の中を占めている感情の、外にいるんだっていうこの感じ。
フランソワーズ~!! がんばれ!! 強く生きるのよ!!!
もっといい男性がいると思うよー。ぜったい。
(って、別にここまで感情移入しなくてもいいんだけど、笑)
現代東京版
だって、考えてみてくださいよ。自分が、フランソワーズの友達だったとします。
で、その友達の結婚相手が、派手な美人モデルでも、銀座のお姉さんでも何でもいいんですけど、とにかくそういう艶やか系美女と浮気旅行に行こうとして、東京駅で新幹線に乗り込もうとしてた。
そこを友達が東京駅に押しかけていって、現場を押さえた! ザ・修羅場。
現場 ↓
友達の目の前で、艶やか系美女と男性が、お互いを思いやるような感情をチラ見せしながらの別れ話を展開。恋愛の醍醐味ですなぁ~(←感心するな!)
友達は蚊帳の外。
傷つきながらも友達が問いただすと、「僕もよく分からない」だとか、「一人にしてくれ」だとか、男のほうが言う。
ね??
パリの香りのおかげさまで、香り高いお話となっていますが、東京版にするとクロードのヒドさが現実となって押し寄せてきます(笑)。
後ろから、キョーレツな飛び膝蹴りでも食らわせたい感じです。
今度のタカラヅカスペシャルでパロディーとかをやるなら(パロディー好きじゃないけど)、クロードはフランソワーズに、フライパンかスリッパで頭をスコーンとやられたらいいと思います!
でも柴田先生の作品は好きです。人の感情を揺さぶりますよね~。スゴイです。
さすがです。
望海さんも好きですよ。
というわけで、私としては、真彩さんがシャロンをどう演じるかとか、星南さんが、私の超お気に入りのキャラクター・フランソワーズをどう演じるかに注目です♪