宝塚テラス 

ゆるーく宝塚ファンを続けています 

「天は赤い河のほとり」ヒロインの運動神経がハンパない

 

 

 宙組さん、「天は赤い河のほとり」やるんですね。

 びっくりしました。

 私は学生時代に、あんまり少女マンガを読まなかったんです。

 それで、大人になってから、仕事関係の知り合いに、「ふしぎ遊戯」」「天は赤い河のほとり」「BASARA」は少女マンガの名作だから読んだほうがいいって言われて、全部、とりあえず1巻を買って、読んでみたんですよ。

 恋と冒険とファンタジーってやつですね(笑)。

 大人になってから読んだせいか、「天は赤い河のほとり」の1巻目は、何か「え~!!」って感じで、全くはまれず(笑)。

 でも、2巻目から面白くなるんだよね。

 これから読む方は、2巻目ぐらいまでは、ヒロインに共感できなくても、ご都合主義っぽさが目についても、頑張って読んでみましょう(笑)。

 

1巻目のヒロインの行動はどうかと思うよ(笑)

 お話の筋に触れますので、知りたくないかたは読まないでね~。

 まあ、ファンタジーなので、水からニョキっと手が出てきて水中に引きずり込まれて、数千年の時を超えちゃって、古代オリエントな世界に行っちゃうっていうのは、まあいいですよ。

 出てくる皇子とか、みんなヒロインを好きになっちゃうのも、まあいいでしょう(花より男子とかもそうですよね、笑)。

 でも、冒頭で、みんなにやめろって言われているのに、日本に帰りたいばかりに皇妃(←悪者です)の宮に無謀にも乗り込んでいって、結局そのヒロインの行動のせいで、彼女を助けようとした少年が、むごい死に方をするんですよね(グロいです)。

 あれはさ~、ヒロイン(ユーリっていいます)の日本に帰りたいっていう気持ちもわかるけど、ヒロインが無謀な行動をすることで、ほかの人の命も危険にさらされるってさんざん釘を刺されてるのに、行っちゃうんだよねー。直情的すぎ(笑)。

 基本、あんまり思慮深い感じのヒロインじゃないですよね。良くいえば、子どものままみたいに真っすぐ。悪くいえば、ガキっぽいというか。

 あのヒロインは、いきのいいところがいいんでしょうね。元気いっぱいって感じ。

 本能のままに行動して、いろんなラッキーも重なって、みんなに認められていっちゃうんですよねー。不思議な子です。

 

マンガ女子の運動神経はすさまじい

 マンガに出てくる女子は、ときどきすさまじい運動神経を披露してくれます。

 「アンパンマン」のバタコさんだって(←女子だよね??)、百発百中、すさまじい勢いでボール(っていうか、顔)を、寸分の狂いもない抜群のコントロールで投げつけて、毎回アンパンマンの顔をすげ替えているわけです。

 ネットでバタコさんを検索すると、「バタコさん 時速」とか、「バタコさん コントロール」とか、出てきます。

 みんな気にしてるんだなー、私だけじゃないんだわ(笑)。

 バタコさんの時速、気になるなー。バタコの右腕がなかったら、アンパンマンはとっくにやられちゃってますからね。

 で、話を戻すと、ユーリ(ヒロインですよ)の運動神経もなかなか。

 このヒロインは、戦うんですよ、自分で剣を持って。細腕なのに、結構強いです。あと、毒を飲んだ相手を吐かせるために、ジャンプで飛びかかりつつ胃に向けて飛び膝蹴りをかましたりします(命中です、好意でやってます)。こんなようなことが、しょっちゅうあります。面白いよ(笑)。

 

結構グロいです

 結構戦場の場面が多くて、血を流して倒れてる人の描写が出てきますよね。

 街中でも、ナイフで刺されたり、毒飲まされたり。物騒だなー。

 まあ、「銀河英雄伝説」だって、アニメのほうは結構人が死んじゃっていましたけど、宝塚っぽいアレンジになっていたので、この辺は舞台化するときに、うまくやるんでしょうね~。

 「銀河英雄伝説」といえば、あの小説は宇宙艦隊同士の戦術とか攻防が面白いところだと思うんですけど、そこをあんまり描かずに、人間ドラマみたいな部分に焦点を当てて舞台化しちゃったのは、ある意味すごいですよね。おかげで主役の一人であるヤン・ウェンリーのすごさが全く伝わってこなくて、ただの草食系のオジサンみたいになってました(笑)。

 そういう意味では、このマンガもかなり壮大な感じですけど、うまく舞台化しちゃうんでしょうね。

 マンガの冒頭に、ものすごいグロいキャラクターが出てくるんですよ。で、かなりむごい場面があります。私にはちょっと、生理的に受けつけられないシーンでした。

 そういうところは、宝塚ではあんまり描かないんだろうな。

 でも、そういう惨状を目の当たりにして、ヒロインが奮起するっていうのもあるんですが。。。

 基本、ヒロインが成長していくところがお話のメインなんでしょうね。

 カイル皇子じゃなくて、ユーリが主役ですね。

 

真風さんがたぶん演じるカイル皇子

 カイル皇子は、文句なしにカッコイイですよね。少女マンガに出てくる王道って感じ。高貴な身分でカッコ良くて、強くて優しいみたいな。現実にはいないですね、こんな男性は(笑)。

 そんな完璧皇子が、ただの普通の女の子みたいなヒロインにゾッコンなわけですよね。お決まりのパターンですね。

 マンガだと、皇子とか、財閥の御曹司とか、多いですよね。なぜだかみんな、フツーの女の子にご執心っていうね。

 とりあえず、宝塚の舞台でカイル皇子が舞台で見られるっていうのは、ちょっと楽しみです。

 この皇子のキャラクターは、宝塚の世界観とすごくマッチするだろうな。真風さん、似合うんじゃないのかな。

 ヒロインのユーリは、舞台化するとどうなっちゃうのかなー。

 星風さん、結構タイヘンなんじゃないですかね。この役は。

 ユーリって、無謀すぎて、マンガとかアニメの中じゃないと成立しなさそうなブっとんだキャラクターのような気がするけど。小柳先生の手腕にも期待です。

 あと、結構ラブラブなシーンが多いんですよ、このマンガ。だから、電車の中とかで、いきなりそういうシーンがバーンって出てくると、「おおっと!」ってなると思います(笑)。