宝塚テラス 

細く長く宝塚ファンを続けています 

『ANOTHER WORLD』ブラックジョークにどこまで笑っていいのか迷った話


先日観てきた、星組さんのお芝居の感想を書きたいと思います。

出演者の方の感想じゃなく、谷先生の作品自体に対する感想です。

ちょっと台詞の中身とかに触れるので、ネタバレしてほしくない、劇場に行くまで知りたくないっていう方は、お気をつけください。

 

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というわけで、わたしが一番気になったところは、

冥途歌劇団のところ(笑)。

冥途歌劇団

先に言っておくと、楽しかったんですよ。

『ベルサイユの蓮』、このあたりはウケた。

小林一三先生の話も、もうお亡くなりになっている方なので、冥途でご活躍っていうのも、まあ理解できます。

で、植田先生が近日来演っていうところ!! ここですよ。

このときにですね、わたし、平日の昼の部に行ったんですね。

それでね、わたしの周りの席は、わりとご高齢の方が多かったんですよ。たまたまですけど。

植田先生は1933年生まれだそうなので、おそらく85歳ぐらいですよね。

もしかしたらご主人がそのくらいかもなー、とかね。

ご両親が植田先生ぐらい、っていう方を含めたら、もっといたと思う。この場合は高齢に入らないのかもしれませんけど、とにかく植田先生の年齢層の関係者みたいな方に囲まれて、並んで観てたわけですよ。

で思わず、近日来演のところで、ちらっと、「わ、笑っていいよね?!」という思いが頭をかすめてしまい、あたりをキョロキョロしたんですが、暗すぎてよくわかんなかったです(笑)。

わりと静かだったんですよ。「後半はショーがあるんだって」っておっしゃっている方もいたので、もしかしたら「植田先生って誰」「何歳?」みたいな感じだったのかも。←内輪ウケのネタでしたもんね。

そうこうしていたら、さらに追い打ちをかけるかのごとく、(植田先生ご本人が近日冥途来演なのに)「何も知らずに現世で、、、」みたいな台詞が続いたので、正確な台詞は忘れちゃいましたけど、いや、もうわかったからさ、そこまで言わなくていいから!って、思ってしまった(笑)。

感想

谷先生が作品を面白くしたいっていうのは十分伝わってきましたよ。

だけど、ウケ狙いの場面がてんこ盛りというか、作品中にこれでもかってくらい散りばめられていて、ちょっとしつこくなってるような気がしました(笑)。

わたしとしては、植田先生のネタとかは、タカラヅカスペシャルぐらいにしておけば良かったんじゃないのかなーとも思いましたね。さっきもちらっと書きましたが、宝塚をあんまり知らない方からしたら、完全に内輪ウケのネタだし。

特に今回は、ネタが「あの世」な上に、衣装もど派手で、ネオンもギラギラなあの世なので、やりすぎたら悪趣味みたいになっちゃうんじゃないのと、個人的には思いました。さじ加減って、あると思う。

落語と宝塚では、やっぱり違うと思うんですよね。落語だから、落語家の方が話すから笑って許される部分って、あるんじゃないのかな。

ちなみにわたしが観たときは、冥途歌劇団のところよりも、綺咲さんがヘビ振り回す仕草をしてるところのほうがウケてました。そういうのだけでも、十分面白かったのに。植田先生ネタで引っぱらなくても。

でもまあ、ごちゃごちゃ書きましたけど、とりあえず、笑えるっていうのはいいことですよね。それは間違いないですね、長生きの秘訣だと思うし!

『ANOTHER WORLD』、面白いけど、けっこうキョーレツな作品でした。