宝塚テラス 

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最近エリザベート演じた娘役さんについて思ったこと & 愛希れいかさんへの期待


前回の「歴代エリザベートを振り返って思うこと」の続きです。

2014年花組の蘭乃はなさん、2016年宙組の実咲凜音さん、そして今度エリザベートを演じる愛希れいかさんへの期待についてです。

蘭乃はなさん

蘭乃はなちゃんは、トップ娘役になるまで、本当にあっという間に階段を駆け上ったというか、寄り道することなく高速エレベーターみたいにトップ娘役になったような印象があります。

真飛さんの『麗しのサブリナ』でトップ娘役になったときは、ショートのカツラがすごく可愛くて、初々しいなぁと思った記憶があるんですが、そこからが結構長かったですよね。

真飛さん→蘭寿さん→明日海さんと、花組のトップ娘役として4年位ですよね。

3人も相手のトップさんが替わると、さすがに長いなという印象がどうしてもしますよね。ファンとしては、トップ娘役さんに関しては、あんまりひとりの娘役さんがいろんなトップさんの相手を務めているところを見るよりは、新鮮なコンビを見たいっていう願望があるような気がします(花總さんは別)。

蘭乃はなちゃんは、中日劇場だけど明日海さんの相手役としてマリー・アントワネットを演じて、その後明日海さんのトートに愛されるエリザベートを演じて退団するという、これまたすごく、退団への歩みも華やかでしたねー。

なんとなく、蘭乃はなちゃんが蘭寿さんと一緒に退団せずに残ったことが、「蘭乃はなちゃんはエリザベートがやりたかったんだねー」というイメージを、すごく植え付けてしまったような気がしますね。

明日海さんにとって、月組時代から知っていて、トップ娘役の経験があった蘭乃さんが相手役でスタートしたことがプラスになっていたなら、それはそれでいいんですけどね。

蘭乃はなちゃんがエリザベートに決まって、歌はどうなるんだって散々言われていた気がしますけど、個人的には(もう記憶がおぼろげだけど)、やっぱり憧れの役だけあって、思っていたよりもずっと頑張っていたような気がしました。

それで、「らんちゃん、良かったね」だったんですけど、その後すぐに帝劇で、花總さんと並んでエリザベート役になってて、これまたぶったまげました。

確かに思ったよりは良かったのかもしれないけど、そこまで良かったかな、らんちゃんのエリザベート?!みたいな。わたしの感想のほうがおかしいのかな、小池先生的にはすごいOKだったのかな、とかいろいろ思いました(笑)。

いろいろ書いたけど、蘭乃さんはわりと、ファンからいろいろ言われてしまうタイプの娘役さんだったような気もしますけど、でも普通に隣に座ってしゃべったら(そんな機会はないけど)、なんか話やすそうな、楽しそうな方ですよね。

個人的にはエリザベートよりも、『オーシャンズ11』でテスを演じたときのほうが好きだったかなー。フィナーレの、蘭寿さんと踊ったダンスが好きでした(あのエデンの歌は、ちょっとどうかなーと思ったけど、あの曲は夢咲さんもそういう感じだったし、あれでいいのかなー、笑)。

実咲凜音さん

実咲さんは、すっごく優等生なイメージがあります。何をやってもうまい!

『王家に捧ぐ歌』でアイーダをやったときに、ああ、トップ娘役がこのくらい歌えて綺麗だと、なんかすごくいいよな~と思いました。

凰稀かなめさんとのコンビのときよりも、朝夏さんとのコンビのほうが、血が通っていた感じがしますよね。生き返った!じゃないけど、息を吹き返したみたいな感じがしました。

実咲さんの芸風って、清く正しく美しく!、宝塚音楽学校出身です!っていう感じがすごくあって、色っぽい感じよりも、折り目正しい感じがしました。

なので、すごく上手なんですけど、心にダイレクトに訴えかけてくるというよりは、すごく完成度の高い娘役芸を見ているような印象が、わたしとしてはあったかなーという気がします。

エリザベートも、教科書的に演じたらこんな感じかなーみたいな、お手本みたいな雰囲気があるように思いました。個人的には、もっと思いっきりはじけた役も結構面白かったんじゃないかなーと思うので、もっといろんな実咲さんが見たかったような気がします。

実力があるので、これからもいろんな舞台で活躍できそうで楽しみです。

あと、「TAKARAZUKA REVUE 2015」という本で、実咲さんがクリムトの絵の世界を表現した写真みたいなのに挑戦していたことがあったと思うんですけど、あのときの実咲さんがめちゃめちゃ美しくて、印象的でした。誰かの手で新たな魅力が引き出されるっていう企画はいいですよねー。面白かったです。

愛希れいかさんへの期待

いろんな生徒さんがこれまでエリザベートを演じてきて、歌もセリフも覚えちゃったよ、みたいなファンが多い中での再演ですよねー。

でも、愛希さんって、なんかすごく舞台でいきいきしているイメージがあるので、わたしはすごく楽しみです。

考えてみると、男役の経験があるトップ娘役さんが演じるエリザベートって初めてですよね。これまでは、娘役か男役か、どちらかだったと思うので。

そういう経験と、これまで培ってきた実力が、愛希さんの娘役としては稀なスケール感につながっていると思うので、どんなふうに演じるのか本当に楽しみです。

チケットが取れるかどうかが心配(笑)。

わたしは大劇場までは行けないので東京で観ることになると思うんですけど、大劇場の千秋楽のライブビューイングも行きたいなぁと思っています。期待してます。

前半の感想はこちら

歴代エリザベートを振り返って思うこと