宝塚テラス 

ゆるーく宝塚ファンを続けています 

礼さん礼賛!

 

 私が今一番注目している男役さんは、礼真琴さんなんです。

 といっても、手紙書いたことない、ファンクラブ入ってない、お茶会行ったことないという、すごくライトなファンです。

 なので、ディープなファンの方からしたら、「この人何言っちゃってんの(怒)」と思われるところがあるかもしれませんが、そこのとこ、よろしくお願いします(笑)。

 

礼さんの魅力に気づいちゃった経緯

 私が「礼さんってすごい!」って気づいたのは、遅かったんですよ。すごい下級生のころは、正直よくわからなかった。

 台湾公演のお芝居で、石繍雲を演じたじゃないですか。このときが最初かな~。

 お芝居を観て、夢咲さんよりも目立っていたことにも驚きましたけど、歌がうますぎて本当にびっくりしました。あのうまさは、ハイパーとかミラクルとか、ちょっと単語が思いつかないですけど、とにかく宝塚ファンじゃなくても「うまい」と頷けるレベルだったと思います。

 あの台湾公演のお芝居は、完全に柚希さん&礼さん、夢咲さん&紅さんっていう組み合わせでしたよね。

 劇団も、よく海外公演っていう大舞台で礼さんを抜擢しましたよね。やればできるじゃないか、劇団!(エラそうにすみません)と思いました。

 女役としての抜擢だったので、礼さん本人がどう思ったかわからないけど、柚希さんと二人のやりとりも多かったし、いい役だったことは間違いないですよね~。

 

海外公演で主役級を担えるスター

 海外公演って、私が知っているのは、大浦みずきさんが主演した1992年(平成4年)のニューヨーク公演からなんですが、そのとき大浦さんは、ニューヨーク公演の前年に退団されていました。卒業生なんだけど、各組の精鋭メンバーを引き連れて海外で主演するっていう形だったんですよね(大浦さんは、ダンスの神様みたいな方でした)。

 なので、当時、海外公演で主演するっていうのは、宝塚を全く知らない人たちに見せても恥ずかしくないレベルのパフォーマンスができるスターっていうのが、必須条件だったんだろうと思います。

 今は、昔の海外公演とはちょっと位置づけが変わってきたきた気がしますね。劇団が海外進出に積極的になって、海外公演がより身近になったというか。。。でも、今でもやっぱりスペシャル感はありますよね。

 というわけで、話を戻すと、とにかく海外公演の場で、抜擢されて大きな役がついた礼さんは、劇団から相当実力を認められた存在なんだろうと思います。

 それをひっくり返すと、ヒロインを礼さんに明け渡すことになった夢咲さんの立場は、、、というのは、今日はやめておきます(笑)。この間、十分辛口なこと書いちゃったので。

 『ロミオとジュリエット』のときも、礼さんは「愛」を演じたり、新人公演で初主演したりしていましたけど、ロミオのことは、正直あんまり覚えてない(←すみません)。

 その数年前にも、梅田芸術劇場で、柚希さん夢咲さん主演で『ロミオとジュリエット』やったじゃないですか。それでもう、「またやるの?」っていう気持ちだったので、あんまりちゃんと見てなかった(笑)。

 

礼さん、ただ者じゃないです

 で、次に「やっぱりこの人はただ者じゃない!」というのが確信に変わったのが、『眠らない男・ナポレオン』の新人公演のときです。

 100周年の幕開けを飾る大作で、主演の柚希さんの存在感が際立っていた作品でした。

 本役さんがさすがのレベルだったので、新人公演だったら新人っぽさがもろに出てしまって当然なのに、礼さんは、歴代トップと比べても遜色のない、本公演レベルの舞台を見せてくれたと思います。これは、本当にすごかった。

 スカーレットとかアデレイドとか、本格的に女役をする機会も多かったですが、女役をやっても学芸会っぽくならないのは、さすがだと思います。

 基本的な能力の高さというか、実力がホンモノっていうことなんでしょうね。ご本人は、男役で評価されるほうがうれしいのかもしれないけど。この間のショーヴランも、ど迫力で見ごたえありました。

 

惜しいな~と思うのは

 ただ、惜しいのは身長かなぁ。男役にしては、若干小柄ですよね。

 これ、言っちゃいけないのかな(笑)??

 でも、ほら、これも言っていいのかわからないけど、明日海さんだって小柄な気がするし、北翔さんだって、「どうして今日その服選んじゃったのかなー?」っていうときが結構あったし、誰にでも、惜しいポイントっていうのはあるんじゃないのかな。

 完全無欠っていうのはなかなか難しいですよねぇ。

 礼さんは、確かに小柄だけど、圧倒的な実力で舞台をさらっていける人だと思うので、小柄なのはカバーして余りあると思いますね(小柄、小柄って言うなって感じですね)。

 私は、誰かを盲目的に応援するっていうのは、あんまりしないんです。惜しいと思うところがあっても、それを大幅に超えるような圧倒的な魅力があれば、それでいいんじゃないですかね。

 スター性って、欠点がないことじゃなくて、そんなことものともしない、圧倒的な魅力なんだと思いますね~。

 礼さんのことは、これからも大注目です!!