宝塚テラス 

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海乃美月ちゃんを見て思ったこと


スカイステージの『エリザベート』稽古場レポートで、久しぶりに海乃美月ちゃんの姿を見ました。

月組のトップ娘役の発表があってから、気持ちのどこかで、海乃美月ちゃんはどうしているかなぁ、、、とふと思ったりすることがあったので、笑顔で話しているご本人の姿を見たら、なんとなくほっとしました。

ファンとしては、ちょっとせつないような気持ちもありつつ、でしたが。。。

『エリザベート』の稽古場で

お話を聞いていて、ヴィンディッシュ嬢の歌、やっぱり難しいんですねー。

言われてみると、音程の上がり下がりが結構ありますよね。

ヴィンディッシュ嬢として、愛希さんのエリザベートに包まれる瞬間について語るうみちゃんを見ていたら、今回の公演でもきっと成長があるんだろうなぁ、また着実にいい娘役になるんだろうなぁ、という気がしました。

狂気と魂の自由っていう印象的な場面ですけど、これまで観劇するときにピンポイントでヴィンディッシュ嬢に注目することってそんなになかったんですが、今回はうみちゃんの演技を楽しみにしたいと思います。

 

海乃美月ちゃんへの思い

今回『エリザベート』について語るうみちゃんを見ていて、本当につくづく、いい娘役さんになったなぁ、、、と感じました。

今劇団にいる娘役さんの中でも、これだけ役に対するファンの期待を裏切らずに、歌・お芝居・ダンスとバランス良くこなせる娘役さんは、数えるくらしかいないような気がします。

海乃美月ちゃんは、2015年に『1789』でオランプを演じたころにはもう、いつトップ娘役になってもおかしくないくらいの実力を見せてくれていたと思んですよね。

それももう、3年前ですからね。。。

娘役さんにとって、3年って大きい気がします。

星組さんだって、今の時点では礼真琴さんの相手役は有沙瞳ちゃんでしょ!と、かなり確信に近いものを感じますけど、綺咲さんが仮に長期だったりしたら、また状況は全然変わってしまう気がします(あくまで例えばの話で、可能性はそんなにないかもしれませんが)。

それこそ数年後には、星蘭ひとみちゃんとか、もしかするともっと若手の娘役さんのほうに、大きなチャンスがめぐっていくかもしれません。

路線娘役さんが「今が旬!」的な活躍をする時期っていうのは、思った以上に限られた期間なのかも知れないですね。。。

話を戻すと、うみちゃん自身にも「若手」時代はあって、上級生の娘役スターだった早乙女わかばさんと立場を二分するくらいの追い上げを見せていました。

そうこうするうちに、去年『グランドホテル』の新公でグルーシンスカヤを演じて、今年の『THE LAST PARTY』でゼルダを演じたときには、もう若手の娘役というよりも、安心して見ていられる実力派の娘役、いわば中堅どころの、月組の舞台を支える主要メンバーといえるくらいに成長していたんですよね。

そう考えると、うみちゃんの場合は、もういつトップ娘役になってもおかしくないという状況が、かなり長いこと、逆にいうと、ちょっと長すぎなくらいに続いていたような気がします。

これは、あくまで個人的な印象ですけど、近ごろの海乃美月ちゃんは実力が安定しているので危なっかしい感じがしないし、すごく落ち着いた感じやしっかりした印象を受けることも多いので、普通にしているとベテラン感とか、上級生の娘役さんに感じる安定感が、結構前面に見えることがあったような気がしますね。。。

これは全然悪いことじゃないですけど、反面トップ娘役候補として考えると、初々しいフレッシュさとか、未知数の娘役さんに対する期待感みたいな点は、アピールしづらい状況になっていたとも思います。

 

トップ娘役に「絶対になりそう」と「なってもおかしくない」の距離

考えてみると、トップ娘役になるまでの経緯って、大きくふたつに分かれるような気がします。

ひとつは、星風まどかちゃんや、爆上げされていたころの咲妃みゆちゃんみたいに、劇団の「トップ娘役にするぞ!!」っていう意志をかなり強く感じさせる、そういう抜擢のされ方をする娘役さんですね。

一本釣りみたいな感じで、ピンポイントで爆上げされてトップ娘役になる場合です。

一方で、いろいろ比較検討した結果、今の状況でトップ娘役を選ぶとしたらこの人、みたいな形でトップ娘役になる人もいますよね。

場合によってはトップ娘役にはならない可能性もあった、っていうケースですね。

この「絶対になる」と「なってもおかしくない」の間っていうのは、実は結構大きな隔たりがあるのかなぁ、と最近思ったりしますね。

どっちのケースで就任したとしても、その後の活躍には影響がないというか、トップ娘役になってからの活躍度はまた別の話だとは思うんですが。

ただトップ娘役就任に関しては、音楽学校時代から劇団が目をつけていて爆上げされるというケースを除いて、就任のタイミングとかトップさんとの相性とか、いろいろな事情に大きく左右されてしまうのが、トップ娘役の人事なんだなぁ、とつくづく感じました。

トップ娘役じゃないけど、それ以上の実力があるとか、なってもおかしくなかったのにっていう娘役さんは、各組にまんべんなくいる気がします。

 

まだチャンスが

でも、海乃美月ちゃんの場合は、まだわからないという気もするんですよねー。

個人的には、美弥さんがトップに就任する可能性があるとすると、海乃美月ちゃんにもまだチャンスがある気がします。

なんとなくだけど、美弥さんがトップになるなら、円熟した娘役さんのほうが似合いそうだし。

いろいろ書きましたけど、海乃美月ちゃん、可愛いし、これからも応援したい娘役さんです!