ちょっと前に見た『ポーの一族』で、明日海さんや仙名さんが美しかった、柚香さんも男役スターのオーラがバリバリ出てた等々は、もはや大前提ということで。
それ以外で私がとっても印象に残ったことを書きたいと思います。
それはやっぱり、
華優希ちゃんです!!
作品の感想はこれ!
わたし、一応マンガを読んだんですが(2巻目ぐらいまでだけど)、読んでおいてよかったです(笑)。
読んでいなかったら、あの世界観やお話の流れについていけなかったかも。
たぶん頭に???がいっぱいです。
前にも書きましたけど、マンガを読んだとき、超重要人物と思われるメリーベルとかシーラがひとつの事件であっさり死んでしまい、「まだ1巻目だよっ??」てな具合で衝撃を受けました。1巻目で主要人物が死んじゃうって、慣れてないもんで。
マンガを読んでいても、時代が結構行ったり来たりするんですよね。時系列で登場人物の年表とか作らなきゃ分かんないかもしれないと、思ったりしました。
あと、わりとポエム的な、文学のかほりのする文章が書かれたところもあって、えーとこれはどういうことかなー。みたいになってしまったり。ね??
わたしの理解力不足だろうか。。。
でも、一緒に行ったわたしの知り合いは、マンガも読んでいないし何の予備知識もなかったと思うけど、「花組さん、いいわぁ~」「明日海さん、さすがだわぁ~」とえらく感激していたので、まあ事前学習は関係なかったのかもしれません。
明日海さんは、すべてを超越したカンジで美しかったので、何も文句ないです。
ザ・花組トップスターっていう貫禄がありました。
というわけで、本題
わたし、『ポーの一族』を見て、すっごく心に残ったのが華優希ちゃんの演技だったんですよねー。
「この人、まだ未練があるわ」
これですよっ!
なんでか分からないんですけど、あのセリフを聞いたとき、深層心理にグサっとくるような、メリーベルの心からの叫びみたいに聞こえたんですよねぇ。
演じてるとかそういうレベルを超えて、その言葉が耳に残るというか。
たまーに、そういう印象深いセリフを言う娘役さんがいるんですよね。
野々すみ花さんが、『カサブランカ』でリックに「あなたを愛していた、そして今も」みたいなセリフを言うシーンがあったんですけど、あのセリフもグっときたなぁ。
自分がリックだったら、心にドカーンと響きまくりだろうな、と思いましたね。
宝塚にラブシーンはいっぱいあるけど、あんなに印象に残る愛の告白ってなかなかない気がする。ドラマチックでしたね~。
たぶん、他の人が演じたら、また全然違う印象だったと思うんですよ。野々さんのイルザだから、あんなに心を揺さぶられたんだ思う。
華優希ちゃんに対しても、可愛いんだけど、でも娘役的なわざとらしさのない、人の心にストレートに響くようなセリフが言える役者さんなんだなっていう、そういう印象を持ちました。
若手の娘役さんの中では、将来のトップ娘役の有力候補なんじゃないですかね。
咲妃みゆちゃんのときみたいに、爆上げされるでしょうか。
みゆちゃんの爆上げは、ちょっと露骨すぎない?ってくらい、すごかったですよねー(笑)。好きだったし全然いいんですけど、総なめってこういうことだよねって感じでした。
華優希ちゃん、これからの成長がすっごく楽しみです!
メリーベルっていい役だなぁ
それにしても、メリーベルはおいしい役でしたね~。明日海さんに(っていうか、エドガーに)あんなに溺愛される役で。
わたしはオペラグラスで見たんですけど、人によってカラーコンタクトの色が違ったりして、それも面白かったです。
メリーベルの目はかなり青くて、それはそれでキレイだし人間じゃないっていう雰囲気もすごくあったけど、目の表情っていうんですかね、そういうのは何だか捉えにくかったかも。なんでだろ。
というわけで、花組さんは相変わらずスターがひしめいていて、これからも楽しみです!