宝塚テラス 

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轟悠さんとこれからの活躍 特別出演に思うこと

轟悠さんが、雪組の『凱旋門』に出演されていますね。

昔の『凱旋門』も見たはずなんですけど、主題歌以外あんまり記憶にないんですよね。。。「パララパララ、、、」っていうところだけは覚えてます(笑)。

で、初日映像を見て思ったことは、轟さん、なんか難しそうな顔してる!!

わたしは「神家の七人」のときの轟悠さんのほうが好きだなー。

スカステでもやっていた「神家の七人」の感想と、専科の轟さんが各組で主演することについて、わたしの思うところを書いてみたいと思います。

 神家の七人

『神家の七人』は、とっても面白い作品です!

まず、キャラクターの年齢が詳しすぎて笑えます。こんな感じ。

汝鳥伶さんの役、59歳。ほー。

一樹千尋さんの役、55歳。そうねー。

悠真倫さんの役、52歳。なるほどー。

そして、轟悠さま演じるイヴァン、25歳、、、、

ウソでしょー(笑)。

いじけ気味に愚痴ってみたり、怒ってぷぅっと頬をふくらませる、超激レアな轟さんが見られます。頬をふくらませるんですよ。プンプン、みたいに(笑)。

もうこれだけで、この作品を見た甲斐があったような気がする。

25歳にしては、ずいぶん可愛らしい青年です。現実世界でいうと、サカナくんくらいしか、こういうノリの男性はいない気がする(笑)。ちなみにこれは、いい人のときのイヴァンですね。

悪くなっちゃったときのイヴァンも良かったですよ。轟さんって、最近は難しい顔して渋くキメてることが多いじゃないですか。

それが、この作品は違うんです。一路さんのもとで3番手あたりをやっていたころの、やんちゃな轟さんが戻ってきたみたいで、なんだか懐かしかったですねー。

昔からのファンの方は、それだけで嬉しかったんじゃないかな。笑顔で若い青年を演じている轟さんを見るのって久しぶりだったし。

あと、出演者全員が芸達者で感心しました。

特に、普段は要所要所で舞台に出てくることの多い専科の皆さんが、メインで歌ったり踊ったりしている姿が新鮮です。

マフィアのボスを演じた華形さんもうまーい。華形さんがこれまで演じた役で、わたしこれが一番好きかも!!と思いました。

 これは、最近の轟さんの出演作の中では、一番楽しい雰囲気の作品で、すごく良かったんじゃないかと思います。

轟さんが各組で主演すること

『神家の七人』を見て思ったんですけれど、轟さんは、各組に特別出演して、トップさんと一緒にW主演みたいになるよりも、こうやって単独で、轟さんにしか出せない味つけの作品で活躍するほうが、見ているほうも楽しい気がしました。

轟さんが各組で主役をすると、普段その組には出演していない轟さんが、いきなりポンと主役に入った状態を見ることになるので、なかなかその状況が見慣れない、違和感を感じることが、やっぱりあるかなーと思います。

具体的には、いつも真ん中にいるトップさんが、トップ就任後に2番手的な役どころを演じることへの違和感。そして、トップコンビのイメージが出来上がりつつあるときに、轟さんがトップ娘役さんと組むことへの違和感ですかね。

轟さんの舞台は好きだけど、そんなことを思ったりしました。

ただ、宝塚の伝統の重みを体現してくれる貴重な存在という側面もあると思うので、一概には言えないのかな。。。宝塚がど派手なことをやっていても安っぽくならないのは、やっぱり歴史とか伝統を大切にする、キリリとした一面があるからだと思いますしね。

『神家の七人』演出の齋藤吉正先生

最後は、轟さんのことではないですけど、齋藤先生のことについて書きたいと思います。

わたし、以前の齋藤先生の作品って、娘役さんがパンダのコスプレみたいな格好で出てきたり(2003年宙組の『満点星大夜總会』)、脳内アキバ系みたいなイメージで、最初はあんまり好きじゃなかったんです。

だけど、最近ちょっと見方が変わってきました。

齋藤先生の作品って、「なんかこういうの、前見たことある」っていうことが、あんまりないような気がするんですよ。オリジナリティーに溢れまくってますよね。それって、すごい才能なのかもっていう気がしてきました。

ネーミングセンスもすごい。だって、普通の人は、「荒野の七人」の映画を見て、「神家の七人」なんて、思いつかないですよねー。どういう脳みそしてるんだろう。←ほめてます。すごい人です、齋藤先生は。

『ラ エスメラルダ』の「ラ」のカタカナの舞台セットも、ラーメンの「ラ」みたいで、すさまじいインパクトがありました。もう、常人では考えつかない、ワンダーワールドの住人みたいな感じなんでしょうね。

また面白い作品作ってほしいです!