スカステで『オーム・シャンティ・オーム』を見て、今週は『ANOTHER WORLD』を観に行くことにしています。
どちらも紅ゆずるさんの個性が光っているというか、紅さんの強烈なキャラクターに作品が引っぱられていくような印象で、今の星組ならではという感じが楽しみ!
スカステで見た、『オーム・シャンティ・オーム』(東京国際フォーラム)の感想です。
- 独特の世界観
- 個性的な動き、あふれ出す面白さ、お客様へのサービス精神! 紅ゆずるさん
- ヒロインのオーラ 綺咲愛里さん
- 礼さんのムケーシュの迫力がすごい
- 今回の一番の収穫、瀬央ゆりあさん!!
- 芸達者な美稀千種さん
独特の世界観
プロローグから、娘役さんたちの髪型や衣装もそうですが、金と紫のギラギラとか、ド派手な色使い、手の平の動きが印象的で、一気にボリウッドの世界に引きこまれました。
メロディーも独特ですよね。インドな感じです。歌いこなすのが難しそうな曲もあったような。。。
あと、映画の世界でも売れるには家柄が必要っていうのが、他の職業はともかく、芸能界でもそうだっていうのがちょっとビックリ。たたき上げは大変なんだなと思うと、ムケーシュの成功に対するすさまじい執念が余計に感じられます。
個性的な動き、あふれ出す面白さ、お客様へのサービス精神! 紅ゆずるさん
前半のオームと、生まれ変わってからのオームを演じ分けているのはもちろんですけど、とにかく表情が豊かな紅さん。
表情が豊かっていうよりも、むしろ顔芸の域ではないかと思うような場面も(笑)!
でも、がんばってお客様を楽しませようとか、キャラクターを精いっぱい演じている紅さんの誠意みたいなのを感じて、とても好感が持てました。
見ていて面白いトップさんですよね。びっくり箱じゃないけど、次はどんな紅さんが飛び出してくるんだろうっていう楽しみがあります。
結構思いきって七変化してくれるのが楽しい。紅さんのお客様へのサービス精神は、劇団随一という気がしました。
ヒロインのオーラ 綺咲愛里さん
綺咲さんはスタイルが良くて、とにかく衣装映えしますよねー。
ヒロイン体型っていうんでしょうか。とにかく、衣装を着たときの美しさにパっと目を引くものがあって、女優っていう設定もピッタリ。
ルックスも歌も、今どきのアイドルみたいで、なんか可愛かったです。大人っぽいのと可愛いのと、両方似合いますよね。
礼さんのムケーシュの迫力がすごい
礼さんのムケーシュは、コワい、黒い(←役のイメージが)、歌うまい、という印象。
上手すぎて、何をやっても実年齢以上の貫禄が出せるところがすごい。
出番はちょっと少なかったですかね。わたし的には、瀬央ゆりあさんが演じたパップーのほうがいい役だったような気もします。
今回の一番の収穫、瀬央ゆりあさん!!
今回見たなかで、すごく光った活躍をしていたのが瀬央さんだという気がしました。
まずセリフの声がとってもいいです。
そして、歌もいける!!
瀬央さんのパップーは、ほんといい味というか、いいダシが出ているというか。衣装は地味なのに、すごく目立っていました。役者として、舞台の上でキラリと光るものを見たような感じがして、それがこの作品を見た中で、一番の収穫だったような気がしましたね。
瀬央さんはこれからの活躍が楽しみすぎる。今度の観劇でオペラグラスで追うこと決定です(笑)。
芸達者な美稀千種さん
オームのお母さん役の美稀千種さんも、すごく良かったです!
ハエたたきとか持ってて面白いところもあれば、母の大きさを感じてホロリとさせられるようなところもあり、緩急自在。
歌い方もお母さんのキャラクターとして歌っているのが伝わってきました。ステキな上級生ですね。
というわけで、星組さん、なんか面白くなってきました!
『ANOTHER WORLD』の観劇が楽しみです。