このまえ星組の『ANOTHER WORLD』『キラールージュ』で見た、礼真琴さんの印象について書きたいと思います。
以前から応援している礼さん。
わたし、あんまり宝塚のグッズは買わないほうだと思うんですが、礼さんのフォトブックは持ってます。
そして、萩の月のCMも、お菓子のイメージとだいぶ違うね!と思いつつ、礼さんの素晴らしい跳躍が見られるし、萩の月買おうかしら、と思ったりします。←元々好き。
というわけで、今回も注目していた礼さん。
以下、わたしが感じた印象です。
うまくてキレキレ! 実力派!
やっぱり抜群に上手かったです!
歌は、礼さんが出てくると、ホッとするというか、安心して聞いていられますもんね。
『ANOTHER WORLD』は、紅さんがお芝居の世界観に客席をぐいぐい引っぱっていって、見てるほうはその勢いに乗せられちゃう、みたいなところがあったと思うんです。勢いに押されるというか。
なので、礼さんの朗々とした歌が始まると、なんかすごく、ずっと走ってたのがちょっと止まって休憩できた!みたいに心が安らぐのを感じました(笑)。
『キラールージュ』のほうも、相変わらずダンスが素晴らしかったし。
群を抜いた実力を感じました。ベタほめ。
あれ、前もこういう感想書いたかな。。。?
礼さんが出てくると、わたしはいつも、同じような言葉で毎回ほめていることに、最近気づいたんですよねー。
「抜群」「キレキレ」「超カッコイイ」「実力派」「熱い」みたいな。
わたしの語彙が少ないというのもあります(笑)。
もう、タカラジェンヌとして毎回ほぼパーフェクトな活躍をしている、希有な生徒さんですからね。これで十分といえば、確かにそうなのかも。
でもわたしは、そろそろ全く違う印象の礼さんも見てみたいなーと、ちょっと思いました。
そういう意味では、『ガイズ&ドールズ』のアデレイドとかは、やっぱり面白かったのかもしれない。
「こんなこともできるんだ!」「しかも超うまいっ!」っていう、新たな発見みたいなのが、楽しかったような気がするんですよね。
たしかに毎回、細かい仕草とかで、今回はあそこがカッコ良かった、ここが良かったっていう違いは、もちろんあるんですよ。
でも、全体として受ける印象は、毎回「カッコ良くて超うまかった!」に集約されてしまう気がする。
舞台上での姿が毎回お手本みたいに完成度が高いので、礼さん自身にはきっともっといろんなことができる実力があって、いろんな引き出しがあると思うんですけど、毎回見る角度が同じ、見える面が似通ってるような気がしました。
2番手という立場的な制約
わたしがそう感じた理由を考えてみると、それは礼さん自身がどういういう話じゃなくて、やっぱり2番手という、立場的な制約かなーという気がしました。
2番手だから、礼さんは常に準主役という立ち位置と決まっているので、そういう枠の中で役柄が決まってきますよね。
紅さんがこういう役をするからっていう前提が先にあって、礼さんの役が決まる、みたいな。
今の星組は、紅さんという強烈な個性を持ったトップさんが真ん中にいるので、よけいに歌だったり踊りだったりで、礼さんが舞台を安定させる役割を担っている部分が大きいような気がします。
紅さんの個性の前では、ほかの人がみんなフツーに見える、というのもあるかな(笑)。
なので、礼さんの真価が発揮されるというか、超スパークするのは、もうちょっと先なのかなーという気がしました。そうなったら、なんかすごいモノが見られるんじゃないかという気もします。
紅さんの星組も、もちろん好きですよ。ビックリ箱みたいだし。あのファンを楽しませようとする徹底した姿勢というか、サービス精神はほんとにすごいと思う。
というわけで。これからの星組も期待してます!