宝塚テラス 

ゆるーく宝塚ファンを続けています 

エリザベートのギョっとした美容法

月組さん、エリザベートの公演中ですね。

わたしはエリザベートのことは宝塚で知って、彼女についてはミュージカルの中に出てくることくらいしか知らないんです。

なんといってもインパクトがあるのは、あの鏡の間の豪華なドレスと、星の形の髪飾りですよねー。

エリザベートについて、ずいぶん前にNHKで『悪女伝説~皇妃エリザベート』という番組をやっていたんですが、最近やっと録画していたのを見ることができました。

で、なんかちょっと面白かったので、感想を書きます。

悪女?!

番組のタイトルが『悪女伝説』なんですよね。

ミュージカルを見るかぎりでは、エリザベートって「悪女」なのかなー、そこまでとは思わないけど、、、と感じていたんですが(ヒロインのエリザベート目線で見てしまうせいかな~)、番組では「自分の美しさに酔い、桁外れの浪費で国を混乱させた」という理由で「悪女」というふうに言っていました。

でも、姑であるゾフィーとの確執などは、わりとエリザベートに同情的に紹介されていた気がします。

ルドルフは軍隊式の教育だとかで、寝ている耳元に銃で空砲を撃たれて起こされたり、いきなり冷水を浴びせられたり、いろいろあったみたいですね。

小さな男の子に、ですからね。。。

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美容法にギョッ!

エリザベートの美容法については、ミュージカルの中でも「皇后陛下は毎日、卵3個とオレンジ2つしか召し上がらず」とか、「一日最低3時間の器械体操に励んで」とか、出てきますよね。

今回の番組では、子牛の生肉を使った美顔パック、オリーブオイル風呂、肉を食べずに肉汁だけ絞って飲むとか、そういう美容法もやっていたと紹介されていました。

ミュージカルではミルク風呂でしたよね。

オリーブオイル風呂って、なんか勝手なイメージですけど、オイルをたくさん入れたら毛穴が詰まりそうな気がするんですけどいーのかな(笑)。

ちなみに番組では、その「オリーブオイル風呂」が沸騰寸前になって、「あの方はあやうくおそろしい死に見舞われるところでした」っていうビックリなエピソードが紹介されてます。

っていうか、オリーブオイル風呂が沸騰寸前ってどういう状態?!

いやー、それにしても気合入ってるなー。

まあ、沸騰寸前だったら、オリーブオイル風呂じゃなくてもまずいですよね。

あと、美容のために、お肉を食べずに子牛のもも肉から絞り出した肉汁だけ飲んでいたっていう話で、エリザベートが特別に作らせたという金属製の肉の絞り器(実物)が紹介されていました。

肉汁だけ飲むのか~。

。。。わたしは普通にお肉が食べたいけどなー(笑)。

なんとなく、叶姉妹とかだったら、似たようなことやってそう。

とりあえず、美に対する気合がすごかったんだねっ!!と感じました。

でもビールは好きだったらしいですよ。

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あの星の髪飾り

あの「エリザベートの星」と言われているらしい星の髪飾りも、実物が紹介されていました。

老舗宝飾店「ケッヘルト」のものだとか。

エリザベートがオペラ「魔笛」を見て、夜の女王の星の飾りを欲しがり、フランツがダイアモンドで作らせた、という話でしたが。

実物、めっちゃ光ってました(そりゃーホンモノですもんね)。

フランツ、そういうの買ってあげちゃうダンナ様だったんですね~。

まあ、オーストリア皇帝ですしね。一般人の感覚とは違うんだろうけど。

ダイヤの髪飾り、1個じゃないですからねぇ。27個ってところがまた、スゴいです。

ルキーニの刃物(実物)

エリザベートを刺した、ルキーニが使った本物のヤスリも映像で紹介されていました。

なんか刑事事件の物的証拠を見るみたいな気持ちになってしまった。。。

しかも、刃物自体も黒っぽくてちょっとコワいし。

エリザベートの死が、よりリアルに迫ってくるような、そんな感じがしましたね。。。

バート・イシュルとか食器とか

温泉保養地バート・イシュルも映像で紹介されていました。

大らかな雰囲気の美しい自然と可愛らしい街並みで、「あ~、エリザベートはこういう場所でフランツに見初められたのか、、、」と思ったら、なんか感慨深かったです。

エリザベートが大切にしていた食器も紹介されていたんですが、思いのほか素朴で。

ハンガリーの花柄のお皿なんですけど、洗練というよりは素朴で温かみのある食器でした。

エリザベートはこういうのが好きだったんだなー。

宮廷での生活はやっぱり窮屈だったんですかね~。

ちなみにゾフィーの目にかなった物として紹介されていた、食卓を飾っていた豪華なセンターピースは、いかにも宮廷にふさわしい、金ピカの重厚感のあるやつでした。

というわけで。

わたしは歴史上の人物とか有名な曲とか、宝塚をきっかけに知ることが結構あるんですよねー(笑)。

藤沢周平さんの『蝉しぐれ』も宝塚がきっかけでハマったし。

宝塚にはいろんな意味でお世話になっているのでした。