ここ最近、95期、96期の娘役さんがトップ娘役として活躍するのが目立つという状況が続いていましたが、徐々に変化の兆しを感じます。
99期とか100期の娘役さんがトップになったと聞くと、「え~、もう?!」「早くない?!」「100期生が入団したのって、ついこの間だったよね?」みたいな感覚です(笑)。
今、美園さくらさんが99期で研6。星風まどかさんが100期で研5ですよね。
冷静になって考えてみると、ふたりともインパクトのわりには、特に若すぎるっていう学年でもないんですよね~。娘役としてこれから面白くなってきそうな学年っていう気がする。
研2でトップ娘役になった黒木瞳さんは別格として、研3とか研4で就任っていうのは、過去にもありましたしね。。。
さくらちゃんやまどかちゃんに対して「若い」っていう印象をすごく感じるのは、やっぱり第一線での活躍が目立っていた95期・96期の娘役さんとの学年差がそう思わせるんだろうなーという気がします。
星風まどかちゃんと美園さくらちゃんの共通点
トップ娘役の中でも若手になる、星風まどかちゃんと美園さくらちゃんの共通点を考えてみました。
若い!
歌える!
成績優秀
初詣ポスターモデル起用
なんとなく顔が丸っこい
こんな感じですかね。
若い!
若い!ということについては、今トップ娘役として活躍している仙名さんや愛希さんが、今ものすごく娘役として脂がのった感じでいい舞台を見せてくれていると思うので、それに比べるとだいぶ若いし、経験も浅い印象を受けます。
仙名さんが94期、愛希さんが95期、綺咲さん96期、真彩さん98期。
一番開きがあるのは仙名さん研11、まどかちゃん研5ですね。
この差はかなりありますよねー。小学1年生と中学1年生ぐらいの差ですもんね。
そう考えると、なんか経験の差とかを言うことすら酷な気がしなくもないですね。
歌える!
若いけど、さくらちゃんもまどかちゃんも、歌に関しては実力十分という気がします。
ヒロインが歌えるっていうのはいいですよね。
逆に歌があんまり。。。だと、客席で観ていても現実に引き戻される感がハンパなかったりするので、こういうところはこのふたりの強みなんじゃないかなーと思います。
成績優秀! 初詣ポスターモデル起用
ふたりとも初詣ポスターモデルに起用されているんですよね。
成績は、さくらちゃんが首席入団、まどかちゃんは3番だったそうで。
もう入団当時から、劇団に期待されていたのを感じますね。
まどかちゃんは、入団直後から当時のトップスター凰稀かなめさんの少年時代に抜擢されて、その後もヒロイン街道まっしぐらというか、いい役しかやったことないです、みたいなエリート中のエリートっていう育ち方をしてますよね。
新人公演の本役さんだって、ダブルヒロインみたいな形だった『神々の土地』を除くと、実咲さんか伶美さんの2択って感じですもんね。
改めて考えてみると、まどかちゃんは夢のような、お姫さまみたいな経歴の持ち主ですよねー。
どれだけ期待されてトップ娘役になったんだ!と思うし、まどかちゃんをヒロインにするぞ!っていう劇団の強い意志というか、劇団パワーみたいなのも感じます。
一方でさくらちゃんは、『1789』のマリー・アントワネットの後は、しばらく停滞期というか、ヒロイン路線とは違う方向にいくのかな、と思うような時期がありました。なので余計に、今年に入ってからの爆上げに驚きましたねー。
トップ娘役になるまでの過程は、このふたりはちょっと違いますね。
なんとなく顔がまるっこい
すみません、人のことは全然いえないんですけど、さくらちゃんもまどかちゃんも、どちらかというと、顔が丸っこく見える気がする(笑)。
さくらちゃんは、あごの辺りがシャープな感じもしますが、パッと見の印象としては、そんな感じがします。
丸っこいんだけど、まどかちゃんはキュートで、さくらちゃんは大人っぽいイメージを、わたしはなんとなく持っています。醸し出す雰囲気が違うからだろうなぁ。
星風まどかちゃんについて思うこと
キュートな雰囲気っていうのと関係すると思うんですが、まどかちゃんと大人っぽい真風さんとの組み合わせっていうのが、わたしはいまだに見慣れなくてですねー。いつになったら見慣れるんだろう。
『パーシャルタイムトラベル』で桜木さんと組んでいたときは、そういう感じはあんまりしなかったんですけど。。。
まどかちゃんが上手で頑張っているのは、もちろんよく分かるんですよ。
ただ、真風さんのイメージがとっても大人っぽい印象なので、ふたりの間の恋愛模様になかなかリアル感を見い出せずにいますね。。。
「あの大人っぽい真風さんが、、、そうか、実はキュートなのも好きなのか」っていう感じ?? カッコイイ人がキティーちゃん集めてたのを知ったときの衝撃にも似た、そういう意外性みたいな?? そんな感じに見えちゃうんですよね。まだ。
今度の『異人たちのルネサンス』のポスターでは、だいぶ大人っぽい雰囲気が出ているし、お化粧とかもいろいろ研究しているのかなーと思うので、これから変わるのかなー。
紫吹淳さんがトップになって、相手役が映美くららさんに決まったときも思ったんですけど、劇団はときどき、すんごい大人っぽい持ち味の、色でいったら紫色!みたいな男役さんに、若くて可愛らしい相手役さんを選ぶんですよねー。こういうことが、わりと定期的にありますよね(笑)。
ちなみにわたし、映美くららさんのこと大好きでした。
映美さんのときも結局、役柄としては紫吹さんがモテモテで、映美さんはそれに憧れている若くて美しい女の子、みたいな設定が多かった気がする。超濃厚な『仮面のロマネスク』的な恋模様は、なんか合わない感じがしましたね。そういうのやらなかったし。
まどかちゃんも、『シトラスの風』のショーでシチリアの場面とかやってましたけどね。ああいう大人っぽい場面で、ぐっと女らしい雰囲気が出るようになるといいですよねー。
美園さくらちゃんについて思うこと
さくらちゃんは、大人っぽい感じもいけそうだし、あの『1789』で見た下級生とは思えない貫禄を見ると、ベルばらのマリー・アントワネットもちょっと見てみたい気がする。
わりと低血圧っぽく見えなくもない気がするので、もっといろんな表情のさくらちゃんが見たいかなーという気もします。
いろいろ書きましたけど、ふたりとも可能性がいっぱいで、どんな舞台を見せてくれるのか楽しみです!