宝塚テラス 

ゆるーく宝塚ファンを続けています 

小池先生と愉快な仲間たち!!

  

 スカイステージで録画したままになっていた、「ステージ・ドア」を見ました。

 今回は「All for One」だったんですけど、小池先生の周りの人たちって、みんな個性的なんですねー。

 しかも、全員小池先生に振り回され気味なんだけど、みんな作品に対して達成感を感じているというか、小池先生と仕事をするとやたらと大変なんだけど、何か憎めないんだよね~みたいな、そんな雰囲気が伝わってきて面白かったです!

 

ステージ・ドアの醍醐味は

 ステージ・ドアの醍醐味って、制作スタッフの方々の話が聞けるところだと思うんですよ。

 生徒さんたちの話って聞く機会がいっぱいあるけど、制作スタッフの立場から見た生徒さんとか演出家の話、作品のとらえ方が聞けるっていうのが、すごく面白い。

 今回話を聞いて面白かったのは、演出補の生田先生、装置の大橋先生、あと擬闘の指導をした浅井先生のお話。

 

生田先生

 まずは生田先生から。

 すごい才能のある方なんだと思うんですけど、テレビ映りが、顔色がめっちゃ悪そうなんですよ。ちゃんと食べてる?っていう顔色してます。ただ色白なだけなのかもしれないけど。まず、そこがすごく気になってしまった。あと、何となく、すごくパソコンに詳しそうな感じもします(笑)。風貌が。

 でも、話は面白かったなー。独特な個性を感じます。

 演出補として要求されていることが、「小池先生の目となり耳となり、外付けハードディスクになること」、だとおっしゃる。

 外付けハードディスク!!!!

 すごい例えだなー。初めて聞いた。

 私も仕事で上司の外付けハードディスクに……なれないよなー(笑)。絶対ムリだわ。

 ここまで言ってくれる後輩というか、支えてくれるスタッフがいるっていうのも、すごいことですよね。やっぱり、小池先生の演出家としての力量とか、作品に向かう姿勢とか、出来上がった作品の素晴らしさとかが、そうさせるんでしょうね。

 小池先生に「尊敬してます」って言うんですけど、そのときの言い方がちょっと面白くて、それがまた、仲良さそうというか、いい関係性の中で仕事してるんだなっていう感じがしました。

 

装置の大橋先生

 大橋先生は、以前も何かの番組で、小池先生に振り回されて困ってる的な話をしていた気がするんですけど(うろ覚えですけど、夜中の変な時間に自宅にFAXがいっぱい来るとか?)、今回も「本が遅い!」から始まって、言いたい放題な大橋先生。見ていて小気味いい感じです(笑)。

 でも何か、お話を聞いてると、愛嬌があるというか、ベテランの余裕というか、どーんと構えていて、小池先生にかなり文句ありそうな感じなんだけど、とりあえず全部受け止めて、でも仕事はバッチリキメるみたいな、そういうプロのカッコ良さみたいなのも感じました。

 で、大橋先生からすると、三十何年一緒にやってるけど、小池先生が何を考えているのか、定かには分からないらしい。「不思議な人」なんだそうです。ずっと一緒に仕事をしてきた人がそう言うんだから、そうなんでしょうね。

 で、小池先生は「気が狂うほどスタッフやキャストには厳しい」、「いかにお客様を喜ばせるか」が小池先生の真髄だとおっしゃっていて、すごく印象的でした。

 生田先生も、「小池先生はサービス精神の人」だと言っていたし。

 そうか~、小池先生はお客さんのこと、すごく考えてくれているんですねー。

 いつも勝手な感想ばっかり言ってごめん(笑)。

 でも、小池先生の作品って、みんな何だかんだいって好きだと思うんですよ。

 小池先生がインタビューの中で、お話の展開が定番というか、予測はつくんだけど、お客さんが見てすっきりするとか、分かってる結果なんだけど、そうなって良かったと思えるような作品に組み立てていくのが、簡単なようで難しいっておっしゃっているんですけど、あ~、実際に作品を作り上げる人の、実感がこもった言葉というか、深い言葉だな~と思いました。

 小池先生のそういう思いっていうのは、作品に反映されて、ちゃんとお客さんに届いていると思いますね。特に最近の作品は、どれも、そういうスッキリ感とか、見て良かった、もう1回みたいって思えるような作品になっていると思う。

 やっぱり、いい気分になって劇場から帰れるのが宝塚の醍醐味ですよねー。

 

擬闘の浅井先生、美弥さんのことよく分かってる!!!

 酒場の立ち回りなどを担当したという、浅井先生。女性なんですよね。雰囲気とか「浅井星光」っていうお名前が、ちょっと宝塚のOGっぽい感じがしました。

 その先生が、美弥さんのこと、褒めてるんですよー!!

 アラミスの役は、「シャープで、クールで、優しさがあって、でも女ったらし」っていうふうに作らなきゃいけなかったんだけど、美弥さんの流し目とか、スっとした目線ができてるから、剣を大振りせずに、剣を軽く振ってスっとキメるみたいな風にした、っていうお話なんですけど。。。

 先生~!!! わかってらっしゃるー!!! すんばらしー!!!

 おかげで酒場の場面の美弥さんの流し目にやられるファン続出ですよ!

 あの場面、カッコイイもん。

 ありがとう、浅井先生!!

 また宝塚で立ち回りの振付やってほしいな!!

 生徒ひとりひとりの個性とか役作りに合わせて指導したっていうところもスゴイと思うんですよねー。小池先生も、よくこういう先生を見つけてきましたよね。

 

 というわけで、面白かったんです、この番組。

 まだの方は是非!

 

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